キャンプの定番!お座敷キャンプのシートやラグの敷き方と幕内レイアウト

お座敷でおこもりキャンプ camp
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Instagramでもかなりのお問い合わせをいただくお座敷キャンプ。わたしもどこかで学んだわけでなく、キャンプの回数を重ねて効率と見た目を重視していった結果、今のスタイルに辿りついています。一度覚えてしまうと居心地の良さから病みつきになるお座敷キャンプ。失敗はわたしが経験済ですので、騙されたと思ってこの方法で、レイアウトで、お座敷キャンプしてみてください♪

お座敷キャンプとは

イスを使わずシートやラグを使用して地べたに座る、ロースタイルのその先のスタイル。そのまま寝転んでもいいですし、小さなこどもとのキャンプなら何度も靴を脱ぎ履きさせる必要もない大変楽ちんなキャンプスタイルです。

わたしのお座敷キャンプの様子は、わたしのImstagram内でも何度も投稿しています♪

冬の定番おこもりキャンプとの相性抜群

秋~冬にかけては風も強くなりますし、焚き火を優雅に楽しむことが難しくなりがち。そんな時は、テント内に薪ストーブや石油ストーブを持ち込んだテント内で完結する“おこもりキャンプ”が◎そしてその空間がまるで家のようになる「お座敷スタイル」なのであれば、もはや言うまでもなく快適。また次のキャンプもこれで♪と言いたくなるほどの居心地の良さが人気となっています。

お座敷スタイルに向いているテントの特徴

わたしのogawaアポロンで実践しているお座敷キャンプ、文句なしにとっても快適なのでその良いところを箇条書きにしてみました。

  • ツールームテント
  • トンネルテント
  • インナーテントなしでシェルター使いできる
  • 換気窓あり(薪ストーブor石油ストーブを使うなら)
  • スカートあり
  • 出入り口がどの面にもある

まずとにかくテント自体が大きいことが重要で、インナーテントが無くても大丈夫なシェルター使いできるものがおすすめです。アポロンはその代表的な形状のテントですが、インナーテントにフライを被せるsnowpeakのアメニティードームのようなツールームテントは、お座敷スペースが狭くなってしまうので向いていません。せっかく長居を楽しむなら、ゆったりできた方が快適度が違います。

シートやラグの種類と敷く順番

1:地面からの湿気を防ぐグランドシート

グランドシートはアポロンのインナーテントの下に敷く用のものを使用しています。正確にはグランドシート下のに敷くPVCマルチシートというんですが、地面に敷くもの、という意味でグランドシートとしています。一般的なグランドシートよりも肉厚でPVCなので丈夫、そして縫い目がないので地面からの浸水も最大限に防いでくれます。茶色のラグの下に少し見えているのがアポロンインナー用のPVCシートです。

インナーテントの底面積分しかなくサイズが小さいのでブルーシートで拡張しています。ブルーシートですが、グレーなのが肝です。はみ出して見えても良しと思えますし、先述のPVCシートと同色なのでサイトがごちゃごちゃしないです。

この2つは同じ役目で地面からの湿気が染み込んでこないようにするためなので、耐湿性耐水性のあるシートであればなんでもいいかと思います。雨でないなら縁が立ち上がっているタイプのシートでなくてもOKですし。あのシート、欲しいなと思って未だ購入に至っていないのは、この装備で快適だからですかね。参考までに載せておきます。

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そしてこの地面に直接敷くシートは次に敷くマットの汚れ防止にも一役買っています。

2:厚みのあるふかふかマット

次はマット。緩衝材的な感じで、先ほどのシートとは異なり、地面の凹凸や小石の出っぱりを感じなくするため、そして底冷えを回避しより良いお座敷空間へと進化させるためのものです。

わたしはファミキャンデビュー時に買った、この緑色のfieldoorのものを未だに使用しています。折り目が付いているので、好きなサイズ感で折って使用でき、いろんなテントのインナーマットとして使用できちゃってます。これを、先ほどのグランドシート(ブルーシート)の面積分に広げます。

悲しいことに古すぎて同じマットが見つけられず、収納袋が付いていて仕様が似ているものを見つけたので載せておきます。

でもポコポコしていない厚み2cmくらいのウレタン入りのマットだったので、こっちも近いかな。

これを、汚れ防止のために敷いたさっきのグランドシートより少し控えて敷くのが◎控えすぎると見えすぎてしまうので注意。

底冷え対策にホームセンターなどで入手できる銀マットでダメなの?と思う人もいるかと思いますが、それで全然OK。目的が同じマットならなんでもありかと思います。嵩張るロールタイプの銀マットを卒業したい人には、この手のマットはとってもおすすめです。

3:好きなラグ

そして最後は好きな空間にするための仕上げをします。わたしは薄すぎて頻繁にズレてしまう→その都度整える、というのはイライラする原因になるので、思い切って室内用の本気のラグを持って行きます。こどもがいると、薄いラグは特にズレがちです。

ただ、厚みのある大きなラグは積載問題にも関わるので、小さいものの複数使いがおすすめ。たくさんを重ねて敷くと、ビンテージ感漂うおしゃれな感じに。ホットカーペットを敷きたいなら、この下です。

お座敷キャンプにあると便利な道具

おしゃれなラグ

敷くラグは何でもいいという人は飛ばしてください。どうせ敷くならおしゃれな方がいい!人は、ぜひ暮らしと兼ねてみてください。わたしは無くていもいい和室と無理やり兼用したことによって、キャンプに行かない時は和室がおしゃれになり、キャンプに行くときは幕内がおしゃれに。となれば、一石二鳥で最高。

高いラグでなくて十分です。わたしのラグは、5,990円~1,000円です。そこに冬キャンの代表格IKEAのルッデが2枚2,999円×2で完成です。

このほとんどが、キャンプ → 帰宅 → 干す →室内にレイアウトするとなり、片付ける行為こそしていないのです(ズボラですみません)。ただ、キャンプに行かないときも家の中の眺めが潤っています。

ルッデではないですが、羊毛ラグのおすすめを載せておきます。わたしがフェイクではなくリアルファーを絶対的におすすめする理由を代弁してくれている分かりやすいお店です。本当に、あったかさが違うので、この数千円はケチらないで欲しいと思っています。

石油ストーブ

せっかくのお座敷キャンプ、おこもりキャンプにしない手はないですし、ぜひ幕内を暖めてより快適なキャンプ体験をしてほしい!石油ストーブは家でも本当に使えますし、電源不要なので防災対策としても1台あると安心です。小型ストーブのについては先日の投稿でより詳しくお話ししています。

ポータブル電源

これは本当にキャンプの幅が広がる。充電式のブランケットや湯たんぽを持って行くも良し、PCで仕事しても良し、夜になったらプロジェクターで映画鑑賞しても良し!

電源サイトでなくても、何も気にしないでこんなにキャンプの幅を広げられたのは本当にポータブル電源のおかげ。電力量の多い電源なら、ホットカーペットも持って行けてテントが家に進化します。

お座敷&おこもりキャンプの機能的な幕内レイアウト

お座敷スペースは寝室とは別に構成

こどもたちと行く3人の母子キャンの、アポロンの使い方です。基本的には寝室とリビングはいつも別々に構成しています。その方が、いちいち片付けなくてもいいから。笑

そしてさっき敷いたラグの上にそのまま寝ずにコット寝なのには理由があります。はじめはラグの上にそのまま寝ればいーじゃん楽じゃん。て思ってたんですが、夏場は特に見たこともないサイズの山のアリが侵入してくるので、寝る時にそれを防ぐ用の厚み20㎝程のエアマットを買いました。

そしてそのエアマットが死ぬ → 憧れてたコットを買う 、 が今です。コット寝なのは虫防止のためが全てのはじまりで、結果、底冷え対策できまくってる史上最強のスタイルです。

寝床(コット)はお座敷スペースの一画に作っています。まずひろーいお座敷スペースを作って、その半分を常設寝床にしたイメージです。これが、母子キャンでもドタバタしない秘訣

お座敷スペース+土間=最強レイアウト

わたしのお座敷スタイルに土間があるわけは、恥ずかしながらグランドシート面積が足りなかったからなんです。でも結果、テントの中に入ってから靴を脱げるので、「靴をテント内に片付ける」という行為自体、存在しませんし、靴のままでもいろんな場所の道具に手が届くのは本当に動きやすいです。好きな位置に土間を作って動線重視のレイアウトにしたらキャンプが今以上に効率的になり、時間が長く感じるようになりました。まさに時短ですね。

【まとめ】あるもので実践するのが成功の秘訣!

わたしはテントの規格ぴったりに合わせて作られた純正のマットを購入しなかったことで最強レイアウトに辿りつきました。人生、何が当たるかわかりませんね。兼用することと代用することって、実はベストを見つける最善の方法かも。まずはあるもので挑戦して、みなさんのマイベスト幕内レイアウトを発見してみてください。