冬キャンプ用の小型石油ストーブの使い方とおすすめ道具

冬キャンプといえば石油ストーブ camp
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冬もキャンプに行くとなれば検討したいのが石油ストーブ。ストーブキャンプ歴3年目の我が家のリアルレビューと使い方です。家での暖房も5年前から石油ストーブオンリーの我が家。キャンプ道具が暮らしを兼ねるのであれば、石油ストーブ購入予算も上げられて、選択肢も広がりますよね。我が家の暮らしを兼ねる使い方、ぜひ参考にしてみてください。

石油ストーブには反射式と対流式がある

石油ストーブと言っても、種類もメーカーもいろいろあります。「輻射熱を利用して前方を直線的に暖める反射式」と、「空間全体をじんわり暖める対流式」の2種類があります。で、わたしはどちらを選べばいいのかと思いましたか?そんな場合は、どんな風に何を暖めたいのか、どこに置いてどう使いたいかを一度考えてみてください。そこが明確になれば、どちらが自分の使い勝手に合っているかは必然的に決まったのではないかと思います。

反射式と対流式、実は他にも異なることがあるんです。一部例外はありますが「反射式は四角」、「対流式は丸」という形状(デザイン)の違いもあることを覚えておくといいかもです。

出典: aladdin公式HP
出典:aladdin公式HP

・「トヨトミ」「コロナ」 が有名

出典:トヨトミ公式HP

画像のKS-GE67(G)オリーブが抽選販売になるほど人気のトヨトミ!HPもこの数年でキャンプ色が強いものに変わりましたね。シンプルなストーブバッグもおしゃれで販売直後から品切れる、キャンパーのみんなにも浸透しすぎている老舗ストーブメーカー。

出典:コロナ公式HP

そしてグッドデザイン賞受賞のクラシカルなSLシリーズが根強いコロナも人気。ポータブル石油ストーブとして対流式だけでなく反射式ストーブも多くのラインナップがあります。全製品を一覧で見れる製品比較一覧表がとっても分かりやすいので参考にしてみてください。

ちなみに我が家で使っているストーブもこちらのSLシリーズです。直接、風が当たらず部屋がじんわり暖かいのは本当にいい!冬のエアコン、ダメなんですよ…というわたしみたいな人には本当におすすめです。お湯を沸かすだけでなく煮込み料理も可能なので、光熱費の節約できちゃってます。

キャンプにおすすめは小型タイプ

ただでさえ積載量が増えてしまう冬キャンプ。小型と言えどストーブ用の大きなスペースを確保するのは至難の業ですよね。石油ストーブが小さいに越したことはありませんが、適応畳数と燃焼時間も、ストーブの大きさに比例するものが大半です。使用シーンも考慮しながらバランスよく決めるのが良いでしょう。先ほど紹介したメーカー以外にも以下のようなたくさんの人気メーカー、種類があり、これもまだまだほんの一例なんですよ。

自分のキャンプスタイルに合うデザインや色のストーブはどれかな?と考える時間も楽しいですよね。

キャンプでの石油ストーブの使い方

・調理器具にしている

colemanのツーバーナーを経て今はUL化に向けてsnowpeakのシングルバーナーのみのキャンプをしているのですが、ご飯を炊いている間は…何もできないのですよね。一方、ストーブがあるキャンプでは調理器具=コンロがもう一つ増えたと同じですので、もう一品同時進行できるようになります。

寒くてお篭りキャンプになりがちな冬のキャンプ。外の焚き火で調理していた人たちも、ストーブがあれば、焚き火と同じように暖を取りながら暖かい幕内で温かい食べ物を用意することができます。

・換気のために窓は開けっ放し

ストーブキャンプで一番怖いのが一酸化炭素中毒ですよね。寒いのも嫌ですが、死んでしまっては元も子もありません。我が家のテントはogawaアポロン。ストーブを焚くとき、窓は両端を開けっ放しにして、いつでも新しい空気が流れるように換気をしています。これでも寒さは感じず、十分暖かいんですよ。外からテントに入った時の「はあ~あったか~い♡」は至福。

一酸化炭素中毒とは 

一酸化炭素は、赤血球中のヘモグロビンと結合しやすく、このため一酸化炭素を吸入すると血液の酸素運搬能力が下がることにより一酸化炭素中毒が起きます。 一酸化炭素中毒は、軽度の頭痛、吐き気等からはじまり、その後、昏倒、致命傷に至るため、無意識のうちに被災するという特徴があります。

厚生労働省HPより

家での小型石油ストーブの使い方

中古住宅築20年の高性能でもなんでもない我が家は、北側の脱衣所が極寒になる時期があるので、キャンプ用に買ったこのアルパカストーブを出動させてます。1月ぐらいまではコロナストーブが優秀なのでリビングの扉を開けておけば脱衣所まで暖かいですが、2月~は寒くなるのでアルパカの出番です。すぐ暖まるので低性能住宅に住むキャンパーには大変おすすめの使い方です。

自分の身体はひとつ。家にいるか、キャンプに行くかのどっちかしかないので、どっちもで使えることが、高い買い物をしたと思わない秘訣。

石油ストーブのおすすめ道具

・ストーブファンで燃費効率UP

ストーブファンがあることによって、テント上部に溜まりがちな暖かい空気が動かせます。これを自分のいる方へ風が来るようにストーブに乗せておくと、ストーブの天板から上がる熱風を利用して羽が回り、暖かい風を感じることができます。

我が家のキャンプストーブのアルパカは、空間をじんわり暖める対流式ですが、このストーブファンのおかげで反射式のように直線的にも暖かい風を送ることができるようになっています。風の向きを変えたければファンを置く向きを変えればいいだけ、料理するときはファンを降ろせばいいだけでとっても簡単。

空間全体を暖めながらも全方位好きな方向を直線的に暖めることができるようになっただけでなく、全然暖まらない!と火力を強くすることもなくなったので、燃費にも大貢献している縁の下の力持ちです。家でもサーキュレーターとの併用は鉄則です。

・相性抜群の絶対漏れない灯油タンク

見た目が嫌しかなかった、馴染みのあるブルーの灯油タンク。ほんとにこれしかないんか?から始まり、グレーにしてみたりしましたが、最終的に行きついたのがこのフューナースドルフのポリタンク。見た目をクリアしただけでなく、願ってもない素晴らしい機能まで備えている優れもの。縦置きの時に漏れないのはもちろん、横置きにしても絶対漏れない!すごくないか。

このタンクは、積載に悩むわたしの冬キャンプの救世主です。入らない…せめてタンクの向きが変えれたら、、、という問題、きっとみんな経験があるはず。我が家は家の灯油タンクをキャンプに持ち出す、という流れだったので、フューナースドルフのポリタンクはサイズ違いで全部で3つ持っています。リビングでは20Lメイン、キャンプでは10Lを使用しています。アルパカ満タンは7Lなので10Lタンクで十分です。

かっこいいので家ではリビングに出しっ放しにしている内緒。ズボラが家をおしゃれに見せたくなった時にも本領発揮するタンクであります。見た目がかわいいタンクは他にもあるので参考にしてみてください。

《まとめ》小型石油ストーブはキャンプでも家でも使える

石油ストーブをキャンプに導入したい理由は、電源サイトでなくても気軽に冬にキャンプがしたいからですよね。渋ってる人は「使うかな~」「冬しか使わないのに金額が…」というところがネックになっていると思います。

暖を取るだけでなくごはんも作れて家でも使えるなら、もう買ったらいいのではないか。石油ストーブを手に入れてからはキャンプと暮らしの質が向上したので、何をそんなに迷ってたんかとあの時に自分にわたしは言いたい。

みなさんも、キャンプと暮らしの質向上のために石油ストーブ、導入してみてください。